Home > siotsu, のべかん > のべかん第5回 〜青春ライトミステリシリーズ〜

のべかん第5回 〜青春ライトミステリシリーズ〜

2009年1月14日 siotsu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。


こんにちは。第5回のべかんは、目立つ銀色表紙の青春ミステリ「少女ノイズ」(三雲岳斗)でお送りします。

大学院生・高須賀が准教授・皆瀬から紹介された予備校のバイト。彼が受け持つことになった少女・斎宮瞑はちょっとワケありで・・・という導入で始まる本作は、全5編からなる青春ミステリです。
オススメの理由は主人公の高飛車ヘッドホンツンデレ女子高生・斎宮瞑が最強だからです。最強だからです。大事なことなので二回言いました。

三雲さんのミステリは他に「M.G.H.」や「海底密室」などの理系ミステリや「聖遺の天使」のようなダヴィンチ萌えミステリなど色々ありますが、本作のノリは「ワイヤレスハートチャイルド」系統。どうでもいいけど徳間デュアルは入手性に難がありすぎます。
殺人事件を扱うわけでもなく、細々としたちょっとダークな事件を瞑が解決し、高須賀が振り回されるという構成のライトミステリな本作は、米澤穂信氏の「春期限定いちごタルト事件」とか似鳥鶏氏の「理由あって冬に出る」とかに近い印象。

「少女ノイズ」は一冊で一つの大事件という構成ではないので、各話の構成はあっさりしてます。
真剣に謎解きをしながら読むミステリ愛好家には物足りないかもしれませんが、ちょっとラノベ以外にも手を出してみようかなー?というミステリ初心者には肩肘張らなくていいのでオススメです。
どうでもいい余談ですが、私はミステリを読むときにトリックとか犯人とかを完全にスルーしながら読む人ですので、何でもありです。ミステリ作者にしてみれば伏線の張りがいがない読者ですね。

さて、ミステリパートはさておき、ラノベ読みとしてはキャラクタに触れないわけにもいかないのです。
とはいえ、本作、主要登場人物が少ない。しかし少ないながらキャラは立っており、ヒロイン・斎宮瞑は高飛車ヘッドホンツンデレ女子高生で、高須賀は殺人現場の写真を撮るのが趣味で、皆瀬准教授は異常犯罪マニアです。
優等生と問題児の二つの側面を持つ複雑な瞑と高須賀の関わり方の変化も見所。最後で瞑かわいいよ瞑になります。ええもちろん。
せっかくキャラが立っているのに一冊で終わりというのはもったいない気もします。あと一冊くらい書いてくれないかな。

というわけで「少女ノイズ」はライトミステリとして十分以上にオススメ。次に「M.G.H」に行ってから「海底密室」という順で読むのが取っつきやすさからしてオススメだと思います。

大事なことなのでもう一回言いますが、徳間デュアルは入手性が限りなく悪いので何とかしてください。

siotsu, のべかん , , , ,