のべかん第6回 〜6月24日はUFOの日〜
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。
さて、今回は若干古いですが、秋山瑞人氏の「イリヤの空、UFOの夏」でお送りします。
新刊でやれ!というご意見もあるかと思いますが、まあ色々と都合というものがありまして^^
さて、というわけで「イリヤの空、UFOの夏」です。
園原電波新聞・浅羽特派員が謎の転校生・伊里谷可奈とボーイミーツガールしつつ、園原電波新聞編集長・水前寺邦博がハイテンションなコメディーです。2巻の途中までは。
で、タイトルからも分かるように、UFO(やミリタリーネタ)が小ネタとしてだばだば入ってます。
3巻からイリヤの秘密とか過去話とかがだばだば出てきて、多少ダウナー展開になりますが。
さて、本作、ヒロイン萌え要素は私にはさっぱりでして。
本作で好きなキャラは水前寺邦博園原電波新聞編集長と、自衛軍(本作では自衛隊ではなく自衛軍です)関係者でイリヤの保護者の榎本と椎名真由美だったりします。
水前寺は何も言うことはありません。本作の序盤(だいたい1巻から2巻の中盤まで)がハイテンションなボーイミーツガールものになっているのは、ひとえに水前寺の功績です。3巻以降は浅羽とイリヤの物語ですが、それまではひたすら存在感のある男です。
で、セカイ系と言われることもある本作ですが、登場人物が意図的にセカイ系にしているところもあり、セカイ系で感じがちな理不尽さはあまりない気がしました。何も知らなかったのは浅羽だけ。
というか、私は結構セカイ系好きなんですが(新海誠監督作品とかね)登場人物に感情移入できないんですよね。まあ楽しめれば何でもいいわけですが。
というわけで、あんまり気にせずに読んでみればいいと思います。
あ、あと。個人的にオススメしたいのが、各巻巻末の番外編。
一巻収録の「そんなことだから」は、時間軸的に本編の少し前の話で、椎名先生が養護教諭として赴任してくるちょっと前の話です。題材はUFOの特番(と新聞屋)。
もうこれだけでティンと来ますね。
二巻収録の「死体を洗え」は「死体洗いのバイト」というよくある都市伝説が題材です。主役は榎本(の若い頃)。(多分園原基地での)死体洗いのバイトを始めた榎本が見たものは!という、一言で書くとなんだそりゃな短編なわけですが、ラストがイチオシ。
三巻収録の「ESP.の冬」は、まだ水前寺が超能力に興味を持っていた頃の話。太陽系電波新聞の超能力実験コメディー。だんだんと暗くなっていく本編と対をなすかのようにちょっといい話(?)です。
と、いうわけで「イリヤの空、UFOの夏」でした。オススメ。