魚マニア
生態学的なお話は一時中断して、今日は私の人生の友、「魚」のお話をしたいと思います。「魚が好き」というと、普通の人は食料的・水族館的なイメージがあると思いますが、私の場合はさかなクン的愛情を持っているといっても過言ではありません。魚のことを”人生の友”とか言っちゃってる時点でイッちゃってると思います。さぁ、あなたも魚の魅力に触れてみましょう!Let’s go to another heaven!
魚とは一般的に、一生水中で生活し、鰓(えら)呼吸をし、泳ぐための鰭(ひれ)を持っている生き物全般を指します。ウナギのようににょろにょろしたものから、マツカサウオのように鎧のような鱗(うろこ)に包まれたものまで、様々な形状をしたものが確認されています。
魚を大きく分けると以下のように分類されます。
○無顎類(むがくるい)
○有顎類(ゆうがくるい)
☆軟骨魚類(なんこつぎょるい)
☆硬骨魚類(こうこつぎょるい)
”無顎類”は、その名の通り顎(あご)がない種類が含まれ、ヤツメウナギ、ヌタウナギ、ホソヌタウナギ(メクラウナギ)の仲間が該当します。顎がないので餌を噛み砕いたりはせず、吸盤状の口で死んだ魚などに吸い付き、列状に並んだ歯を食い込ませて体液を吸うという変わった捕食生態を持ちます。
「○○ウナギ」というだけあって見た目はウナギそっくりです。が、分類上全く別の生き物です。普通のウナギとヒトのほうが近縁関係にあるくらい、全然違う生き物です。
”有顎類”は顎がある種類が含まれ、無顎類以外の魚はすべてこちらに属します。両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類もすべてこっち系です。ウナギとヒトのほうが近縁と言ったのはこのためです。あまりに大きいくくりなので特に言うことはないです。はい、次。
”軟骨魚類”は(硬)骨を持たない魚の仲間で、サメ、エイ、ギンザメがこの仲間です。骨の代わりに軟骨で体を支えています。歯と顎だけは骨でできているので、サメの化石は歯や顎の骨しか見つかりません。骨格標本も口周りしか作れないのです。しっかりした骨格がないので、動きは基本的にゆっくりとしています。
他の特徴として、鰓穴が5対程度開いていることが挙げられます。そして、各鰓穴に1枚の鰓が付いています(片側5枚×2=トータル10枚程度)。ちなみに、この鰓穴が体の側面に開いているのがサメ、体の腹面に開いているのがエイというように分けられます。
また、一般的な魚と違って鰓蓋を動かす筋肉が発達していないので、鰓に十分な量の水(酸素)を送ることが出来ません。そのため、泳いで前進することでしか鰓呼吸が出来ないのです。つまり、サメやエイは生まれたときから一生泳ぎ続けているのです。寝ているときもゆっくりと泳いでいます。
”硬骨魚類”は(硬)骨を持ち、骨格を形成している仲間を指します。これまで挙げられた種類以外の魚はすべてこちらに属します。
また、鰓穴は1対しかありませんが、中に4枚の鰓を持っています(片側4枚×2=トータル8枚)。
軟骨魚類と違って鰓蓋を動かす筋肉が発達しているので、静止していても鰓に十分な水(酸素)を送ることが出来ます。カサゴやホッケなど底魚たちが止まったまま口をパクパクしているのはそのためです。
とまぁ、分類の話はこんな感じでしょうか。一言で言えば、ヤツメウナギ、サメ、エイの仲間以外は大体おんなじ、ってことです。
あと魚の特徴として挙げられるのが鰭。鰭の形や数は様々ですが、大体の魚が次のものを持っています。
単鰭(たんき)・・・対になっていない鰭
→・背鰭 ・尾鰭 ・臀鰭(しりびれ)
対鰭(ついき)・・・対になっている鰭
→・胸鰭 ・腹鰭
また、鰭を良く見てみると、うちわの骨のようなもので膜を支えているのがわかります。この骨のようなものを”鰭条”といい、この数が種同定のための分類形質の1つとなります。鰭の役割はバランスと推進力です。
魚の基本的な特徴は以上です。思ったよりも結構な量になりました。次はもっと種類を絞っておもしろ話をしていきたいと思います。